交通違反分析(速度超過・一時不停止・逆走・踏切不停止)

ナビタイムジャパンの保有するプローブデータを活用し、交通違反の発生状況を分析しました。
本分析では、当社の提供するカーナビアプリ(『カーナビタイム』、『トラックカーナビ』他)のユーザーから同意を得て取得した走行実績データを活用し、個人を追うことができないような形に加工した上で、各種違反の分析を行っています。

交通違反の発生状況を分析することで、交通事故のリスクとなるような場所を把握し、交通事故対策などで活用いただくことができます。

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分析できる項目
計4種類の違反を分析することができます。
・速度超過
・一時不停止
・通行禁止箇所侵入(逆走)
・踏切不停止

時間帯や地域別に集計・分析をすることができます。
検知対象の詳細は以下の通りです。

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本分析では、速度超過と一時不停止についての分析結果をご紹介します。
東京都内を対象に、1か月分(2018年10月)の違反データを解析しました。


交通違反の発生件数(時間帯別)

交通違反の発生件数を、時間帯別に集計することができます。
一時不停止の発生件数は、交通量とほぼ同様に推移している様子が見られます。 一方、速度超過の発生件数は、朝夕の通勤時間帯(7-11時、16-19時)は交通量と比較して発生件数が低くなっています。
交通集中による渋滞が発生し、制限速度を超過する車両が少なくっている様子がみられます。

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交通違反の発生率(時間帯別)
交通違反の発生率を、時間帯別に集計することができます。
いずれの違反についても、夜間のほうが違反する割合が高くなっています。特に速度超過については、昼夜で大きな差が見られます。
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交通違反の発生個所(速度超過)

速度超過の発生した場所を、地図上に可視化することができます。
高速道路を中心に、速度超過が多く発生している様子が見られます。拡大して表示することで、より具体的な場所を把握することも可能です。

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交通違反の発生個所(一時不停止)

一時不停止の発生した場所を、地図上に可視化することができます。
場所を問わず、一時不停止が発生している様子が見られます。拡大して表示することで、より具体的な場所を把握することも可能です。

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動態管理サービスにおける安全運転に向けた取り組み

法人向け運行管理サービス『ビジネスナビタイム動態管理ソリューション』にて、本分析技術を活用した「運転分析機能」を提供しています。
分析結果は、日時、交通違反種別(速度超過/一時不停止/通行止禁止箇所進入/踏切不停止)、件数、発生場所をグラフやリストで一覧表示し、配送便や配送車ごとに絞った表示もできます。動態管理画面上で確認できるため、交通違反の発生箇所をドライバーが実際に走ったルートと照らし合わせて確認することもできます。例えば、運行後や翌朝に分析結果をドライバーへ通知して安全運転を促したり、数週間~数ヶ月単位で集計して運転傾向や危険情報を分析する際にご活用いただけます。

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「運転分析」機能紹介サイト:https://fleet.navitime.co.jp/visit_plan/avis.html

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