国際的スポーツイベント開催に伴う訪日外国人の動態分析結果を発表

~都内(新宿・六本木・銀座周辺)に滞在後、試合開始5時間前から競技場周辺に移動~

 株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西啓介、本社:東京都港区)は、2019年11月2日(土)に横浜国際総合競技場で開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会 決勝(イングランドvs南アフリカ)当日の会場周辺における訪日外国人の動態調査結果を発表いたします。



■本分析結果のポイント

-決勝観戦者の多くが都内に滞在後、競技場周辺へ移動傾向

-試合開始約5時間前から会場周辺に来訪、試合終了後は2時間ほどで移動傾向

-代表選手のキャンプ地周辺の滞在もみられる


●分析内容について

 ラグビーワールドカップ2019日本大会は920日~112日までの期間に、日本全国12会場で計48試合が開催されました。本分析では、例として11月2日の決勝当日に横浜国際総合競技場周辺でGPSによる位置情報が取得された外国人ユーザー※1を対象に、測位・滞在状況や同競技場及び最寄り駅である新横浜駅周辺への入出時刻、時間帯ごとの測位者数などを可視化することで、ワールドカップ観戦者の動態を明らかにしています。

 なお、本分析ではナビタイムジャパンが提供する訪日外国人向け観光ナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」から取得した「インバウンドGPSデータ」※2を活用しています。


※1 データの利活用に関する同意を得たユーザーのデータを分析対象としています
※2 データは、統計処理により個人が特定されない形式に変換した上で、分析に利用しています。



●用語の定義

 本分析で使用する用語については下記をご覧ください。


  測位・測位者:特定メッシュ内において1回でもGPSが取得できたものを測位・測位者と定義

  滞在・滞在者:同一1kmメッシュ内で連続して30分以上の測位が確認されたものを滞在・滞在者と定義

         (30分未満については測位に含む)



【分析結果】


●決勝観戦者の多くが都内に滞在後、競技場周辺へ移動傾向

 決勝戦当日における時間帯別の1kmメッシュ測位・滞在状況を可視化しました。

 まず、決勝当日8時時点の測位・滞在状況を見ると、新宿や六本木、銀座周辺など都内で測位・滞在される傾向が強いことがわかります。また開催場所の1つである東京スタジアムや、イングランド代表のキャンプ地である府中市などでも測位・滞在されていることがわかります。


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図1 測位・滞在状況(8時)



 一方、9時頃になると都内から競技場に向けて移動を開始する外国人が徐々に増加し始めますが、試合開始時刻の18時頃には、ほとんどの外国人が新横浜駅・競技場周辺に集積していることがわかります。


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図2 測位・滞在状況(9時)


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図3 測位・滞在状況(15時)


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図4 測位・滞在状況(18時)



 また、試合終了直後の20時頃には新横浜駅周辺や競技場から徐々に移動を開始し始め、22時頃には多くの外国人が都内に戻る様子が確認できます。


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図5 測位・滞在状況(20時)


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図6 測位・滞在状況(22時)



●試合開始約5時間前から会場周辺に来訪、試合終了後は約2時間ほどで移動傾向

 会場の最寄り駅である「新横浜駅周辺」と試合会場である「横浜国際総合競技場(以下、競技場)」の各エリアにおける時間帯別の入場・移動時刻、および測位者数を可視化しました(図7,8)。

 まず、時間帯別の入場・移動時刻を見ると、競技場への入場ピークは16時頃(試合開始約2時間前)、新横浜駅周辺へは14時~15時頃と、試合開始約4時間前には既に競技場周辺へ来訪され始めていることがわかります。

 一方、各エリアからの移動傾向を見ると、競技場からの移動は試合中の19時頃から増加し始め、試合終了直後の20時頃にピークを迎えています。また、新横浜駅周辺においても試合中から移動が開始され始め、試合終了約1時間後の21時頃に移動ピークを迎えるなど、試合終了直後には競技場周辺から離れる傾向であることがわかります。

 また、各エリアにおける時間帯別の測位者数を見ると、試合開始約6時間前(12時頃)から徐々に測位され始める一方、試合終了約3時間後には多くの外国人が新横浜駅や競技場から移動していることがわかります。


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図7 時間帯別入場・移動時刻



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図8 時間帯別測位者数



●「インバウンドGPS」データについて

 「インバウンドGPS」データとは、ナビタイムジャパンが提供するスマートフォン向け乗換・観光案内アプリ『Japan Travel by NAVITIME』にてユーザーの同意を得て取得された、訪日外国人の移動実態データです。国籍別、時間帯別の滞在、周遊状況などを分析することが可能です(国籍等はアプリケーション内のアンケートにて取得)。

 

<主な特徴>

 ・バックグラウンドで測位されるため、方向別の移動量のデータから地域内回遊や広域流動を把握できる

 ・GPSを用いて高解像度に測位されるため、滞在箇所を詳細に把握できる

 ・アプリ内のアンケートにて取得された国籍等に基づき、滞在者の特性を把握できる

 

●「交通コンサルティング事業」について

 ナビタイムジャパンの交通コンサルティング事業では、道路交通や公共交通、国内観光や訪日外国人について、移動に関する各種ビッグデータを活用した分析をしています。

HPhttps://consulting.navitime.biz/

 

●お問い合わせ先

株式会社ナビタイムジャパン 交通コンサルティング事業

Emailconsulting-group@navitime.co.jp

 

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