ナビゲーションサービスで培ってきたデータ・技術・ユーザー基盤を活かし、
交通や移動に関するデータ分析・コンサルティングを行っています。
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交通コンサルティング事業部

圏央道延伸の影響分析

2015年10月31日、圏央道の桶川北本IC~白岡菖蒲IC間が開通しました。ナビタイムジャパンの交通コンサルティング事業では、独自の交通ビッグデータを用い、その影響分析を行いました。
その結果、圏央道の開通は、高速道路間の移動のスムーズ化だけでなく、一般道の渋滞緩和、観光活発化を首都圏にもたらしていることがわかりました。

  • ・東名→東北道の90%が圏央道経由に、所要時間は首都高経由に比べ28分短縮
  • ・圏央道・中央環状品川線により都心を迂回可能に
  • ・桶川市内への交通流入が解消し、信号交差点を中心とした渋滞が緩和
  • ・高尾山への検索が前年比+44%、栃木・茨城・埼玉に観光圏域が拡大
全国ビッグデータ公開サイト

圏央道による都心部の迂回

携帯カーナビのGPSにより取得されたプローブデータを用いることで、クルマの「流れ」を可視化することができます。その結果、圏央道ができたことで、首都圏を通過するクルマは都心部の渋滞に突入することなく、スムーズに移動できるようになったことがわかりました。

東名→東北道の経路(海老名JCT → 久喜JCT)

90%が圏央道経由に、所要時間は首都高経由に比べ28分短縮

東名→東北道の経路

3年間で整備された都心迂回ルート(東名 海老名JCT)

圏央道・中央環状品川線により都心を迂回可能に

3年間で整備された都心迂回ルート

地域の渋滞緩和

プローブデータを用いることで、高速道路整備にともなう地域の渋滞状況の変化をモニタリングすることができます。その結果、部分開通時に市内に流入していた通過交通が圏央道利用に転換し、並行一般道の渋滞が緩和したことがわかりました。

未開通区間の並行一般道の渋滞緩和(桶川北本IC~白岡菖蒲IC)

桶川北本ICから市内への通過交通の流出が解消

開通前(2014年11月)

信号を中心とした渋滞が緩和

開通前(2014年11月)

観光圏域の拡大

高速道路開通の影響は、商業・観光分野にも及びます。経路検索条件データには目的施設ごとの出発地が記録されているため、それを分析することで商圏・観光圏域の拡大状況を可視化しました。
発着地間の経路を検索結果の推奨ルートを通過したと仮定し推定したところ、高尾山や日光東照宮等の紅葉の名所やアウトレットモールへの検索で、圏央道の開通区間が多く利用されていることがわかりました。中央道方面1位の高尾山については、北関東・埼玉からの検索が増加し、圏央道の開通区間経由の経路が18%となっていることから、圏央道の開通により観光圏域が北東方面へ広がったと考えられます。

開通区間を通る経路検索の目的地ランキング

東北道方面は日光東照宮、中央道方面は高尾山が1位

桶川北本IC~白岡菖蒲ICの推定流出経路と目的地ランキング

高尾山への検索の出発地と流入経路

栃木・茨城・埼玉からの検索が増加し前年比+44%、圏央道の開通区間経由が18%

高尾山着の推定流入経路

ナビタイムの交通コンサルティング

ナビタイムの交通コンサルティング事業では、本分析で用いたような交通ビッグデータを、交通改善、観光振興、マーケティング等の目的で提供、活用しています。

分析に用いたデータ

下記のデータを統計処理の上分析に利用しています。※本分析におけるデータ抽出期間: 2014年11月3~24日、2015年11月2~23日(各22日)

  • 携帯カーナビプローブデータ
    ナビタイムジャパンが運営する携帯カーナビサービスにおいて、測位データの送信にご同意いただいたユーザーから、GPSにより取得された移動実績データです。統計処理により個人が特定されない形式に変換した上で、分析に利用しています。
    経路がわかるという特長を活かして、ICや道路の新設による道路利用圏の変化や経路選択状況の把握など、交通・道路の整備効果を測定することができます。
  • 経路検索条件データ
    ナビタイムジャパンの経路検索サービスにおける発着地や日時等の条件を蓄積した、移動需要ビッグデータです。
    地域内の人気スポットの把握から、スポットごとの季節変動や商圏まで、観光・交通分析に幅広く利用することができます。
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